おはこん!シルトです!
今回はどぜう丸著「現実主義勇者の王国再建記1巻」(略称:現国)を読みましたのでそのネタバレ感想を書いていきます!
この現実主義者勇者の王国建設記と言うタイトルに「勇者」と付いてますが、勇者と言うより主人公は「王」としての役割が多かったので勇者の意味あるのかなとちょっと思いましたね。
現実主義者勇の王国建設記(現国)1巻のあらすじ
大学を合格した主人公:相馬一也(そうまかずや)は気がついたらRPGに出てきそうなお城の中にいた。
相馬(以下ソーマ)はエルフリーデン王国という異世界の国の国王が勇者召喚の儀式を行い、ソーマは勇者として召喚された。
エルフリーデン王国の現状を説明すると、グラン・ケイオス帝国に圧をかけられており、支援金を払えられなければ勇者を召喚し、その身柄を帝国に送らなければいけない。
そこでソーマは富国強兵案を国王に献策する。
その後どういうことだかソーマは国王から王位を譲られ、さらに国王の娘が無理矢理婚約者にされてしまう。
そしてここからソーマのエルフリーデン王国再建が始まる。
現実主義勇者の王国建設記(現国)1巻のネタバレ感想
それではここから「現実主義勇者の王国再建記1巻」のネタバレ感想を書いていきます!
この作品は簡単にいうとまずはエルフリーデン王国の食糧難、財政難を現実の知恵を生かして解決していく物語ですね。
※以下現国1巻のネタバレが含まれますのでご注意ください。
異世界で現実の知恵を生かして解決していくのが面白い!
基本異世界物って魔法とかあって現実より発展しているイメージがありますが、魔法はあるにせよこの異世界は現実世界よりもは知識も技術も発展してないんですよね。
例えば文字を書かけるのも確か国民の2、3割とかなり少なかったりと。
そこでソーマは現実世界の知恵を生かし、食糧難や財政難を解決していきます!
例えばエルフリーデンには魔法のテレビ?のようなものがあり、それは国民に戦の知らせとかしか使われていませんでした。
しかしソーマはこれを娯楽にして今も現実の番組でやっている「ケンミ○SHOW」を真似て、エルフリーデンでは食べないけど他国では食べる物を紹介し、捨ててる物の中でも食べれる物を報道して食糧難をできるかぎり改善するという!
まさか本物の番組を使うとは驚きましたし、そのアイデア面白かったです!
その他も色々と現実の知恵を生かしたアイデアもありましたし、ちょっとした勉強にもなりました。
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5人の人材が個性的でどう生かすか楽しみ!
5人の人材を集めるシーンがありましてその5人は…
アイーシャ:主君に忠誠を誓い凜々しいダークエルフの女性
ハクヤ:知識と記憶力は国1番だが謎がありそうな青年
ジュナー:一度聞いた歌は記憶でき歌える女性
トモエ:魔族と意思疎通出来る10歳の妖狼族の少女
ポンチョ:小太りで食べれらるものは全て食べ、食に知恵がある男性
と色々と個性的でして役立たそうなポンチョは先ほどの、自国では食べずに他国では食べる物を紹介した時に知恵が生かされ活躍しました!
今のところハクヤ、トモエはそこまで活躍してないので、今後どう活躍するか期待ですね!
ちなみにアイーシャは凜々しいですが意外と食い意地が張っており、ギャップ萌えしました(笑)
ソーマが良い意味で少しドライ
ソーマはタイトル通り現実主義なところがあり、理想は求めずに平穏に暮らしたいキャラなんですね。
あまりドライなキャラは好きではないのですが、ソーマはなんかちょっとは好きです。
というのも終盤エルフの集落で地滑りが起こりまして、そこには木が生えすぎて地盤が緩かったんですよね。
前から間伐をしろとソーマは言っていたのですが聞かず、木を守らず間伐していたらもしかしたら地滑りは起こらなかったのではないかと集落のエルフは言いますが…
この時ソーマは救助すると同時にこう言います。
「自然は人に守られるほど弱くはない」
「自然を破壊するのが人類のエゴなら、守ろうとするのもまたエゴなんだ。本来なら破壊と再生を繰り返すはずの自然に、人類の都合の良い状態のままでいてもらうわけだからな。」
この台詞今まで森を守ってきたエルフからしてはドライですが、確かに木は人間の何倍もの寿命があるのになんでこう弱いって思って守ってきたんだろうかと。(無駄に伐採するのもダメですが)
ドライですが気付かされる事を言うので好きですね!
現実主義勇者の王国建設記(現国)1巻ネタバレ感想まとめ
ここまで現実主義勇者の王国建設記1巻のネタバレ感想を書いてきましたが、異世界の国で現実の知識を生かすっていうのが面白かったです!
ただ序盤とエピローグがちょっと説明が多くて難しく、少し理解できなかったのが残念でした。
まぁエピローグを見る限り次巻は戦になるのかな?
さてソーマはどう立ち向かい、5人の人材をどう生かすのか楽しみです!
- オーバーラップ文庫(現実主義勇者の王国再建記 1)
それでは!
最後まで読んでいただきありがとうございました!